海外で気づいた「自分の意見を持つ力」の大切さ
カナダに行って、いちばん面食らったのは英語ではありませんでした。
「あなたはどう思う?」と、当たり前のように意見を聞かれることです。
日本の授業では、間違えないことに気を取られていました。でも向こうは、正解よりも「あなたの考え」が知りたい、という空気でした。
■ 「まだわからない」と言える子は、強い
最初の私は、的外れなことを言うのが怖くて、ずっと黙っていました。
でも、堂々と「まだよくわからない」「私はこう思う」と話す同級生を見て、気づいたんです。意見を持つことと、正しさは別ものだと。
・思ったことを、まず口に出してみる
・違っていたら、そこから直せばいい
・黙っていると、いないのと同じになってしまう
この順番に慣れるまで、ずいぶん時間がかかりました。
■ 子どもに、いちばん渡したい力
親になったいま、英語も大事だと思います。でもそれ以上に渡したいのは、自分の意見を持って、伝えてみる力です。
これは海外でなくても育てられます。家庭で「どう思う?」と聞く。答えを急かさず、待つ。それだけでも変わります。
高校生の海外留学・研修は、2023年度に約3.5万人まで回復しました(文部科学省)。世界と関わる機会が戻ってきたいま、その場で固まらないために、いちばん効くのがこの力だと感じています。
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