子どもの進路は「偏差値」だけで決めなくていい
進路の相談で、最初の質問が「偏差値はいくつですか」になることがあります。
もちろん、ひとつの目安にはなります。でも、それだけで子どもの未来を測ることはできません。
■ 偏差値が測れるもの、測れないもの
偏差値が映すのは、決まった範囲のテストで、いま何点取れるか、です。
そこには映らないものがあります。
・何に夢中になれるか
・自分で動こうとする力
・どんな環境でいきいきするか
進路を決めるうえで本当に効いてくるのは、むしろ測れない側だと、私は感じています。
■ 「合う環境」で伸びる子がいる
数字を見ると、学びの形が多様になっているのがわかります。
2024年度、小・中学校の不登校児童生徒数は約35万4千人で過去最多。同じ年、通信制高校で学ぶ生徒は高校生の約11人に1人にあたります(文部科学省)。
これは、画一的な学び方が、すべての子に合うわけではないことの表れです。
決まった枠で力を出しにくかった子が、海外基準の学びや、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの環境で動き出す。そういう場面を、私は何度も見てきました。
■ 高校選びは「選択肢を増やす意思決定」
高校選びを、いまの学力に合う一校を探す作業だと考えると、視野は狭くなります。
そうではなく、子どもの選択肢を増やすための意思決定だと捉えてみてください。
偏差値も、校風も、海外という道も、ぜんぶ判断材料です。そのなかから、その子に合うものを一緒に選んでいけばいい。
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